マンションやビルの外壁、屋上などは、年月の経過とともに少しずつ劣化が進んでいきます。
しかし、高い場所や普段立ち入ることのない場所では、劣化や損傷に気づきにくいこともあります。
そこで、建物の状態を確認する方法のひとつとして活用されているのが、ドローンを使った建物調査です。
今回は、ドローン調査の仕組みや、可視光カメラ・赤外線カメラで確認できることについてご紹介します。
■ドローン調査とは?

ドローン調査とは、ドローンに搭載したカメラを使って、建物の外壁や屋上などを撮影し、状態を確認する調査方法です。
高所など、人が近づきにくい場所の状態を画像で確認できることが特徴です。
建物の状態や調査目的に応じて、主に次の2種類のカメラを活用します。
- 可視光カメラ: ひび割れや塗装のはがれなど、目に見える状態を確認
- 赤外線カメラ: 建物表面の温度分布を確認し、外壁の浮きや剥離などの可能性を調べる
それぞれ異なる特徴があり、調査目的に応じて使い分けることが重要です。
■可視光カメラでわかること

可視光カメラは、一般的な写真と同じように、建物の外観を撮影するカメラです。
撮影した画像から、外壁や屋上などの目に見える劣化や損傷を確認します。
例えば、次のような状態を確認できます。
① 外壁のひび割れ
外壁に発生したひび割れの位置や状態を確認します。ひび割れは雨水の浸入につながる場合もあるため、状態に応じた確認が必要です。
② 塗装のはがれ
外壁塗装のはがれや劣化の状態を確認します。塗膜の劣化は、建物の美観だけでなく、下地の保護性能にも関わります。
③ 屋上の劣化
屋上の防水層に見られる損傷や劣化など、画像で確認できる範囲の状態を調べます。
このように可視光カメラは、建物の目に見える異常を把握するための調査に役立ちます。
■赤外線カメラでわかること

赤外線カメラは、建物表面から放射される赤外線を捉え、表面温度の分布を画像として表示するカメラです。
外壁のタイルやモルタルなどに浮き・剥離がある場合、健全部との温度差が生じることがあります。
その温度分布の違いを調べることで、目視ではわかりにくい不具合の可能性がある箇所を把握する手がかりになります。
例えば、次のような調査に活用されます。
① 外壁の浮き・剥離の可能性
外壁の表面温度の違いから、タイルやモルタルの浮き・剥離が疑われる箇所を調べます。
② 屋上の防水層の状態
防水層の温度分布を確認し、条件によっては水分の滞留などが疑われる箇所を調べる手がかりになります。
③ 雨漏りにつながる不具合の調査
温度差から水分の影響が疑われる箇所を調べ、雨漏りの原因を検討する際の参考情報として活用します。
ただし、赤外線画像だけで浮き・剥離や雨漏りの原因を断定することはできません。
日射や天候、外壁材などの条件によって結果が変わるため、必要に応じて打診調査や目視調査などを組み合わせて判断します。
■ドローン調査から必要な修繕へ

建物調査で大切なのは、劣化や不具合の可能性を確認するだけでなく、その後の適切な維持管理や修繕につなげることです。
ビルコップでは、建物の状態に合わせて、調査・診断から改修・修繕工事まで対応しています。
① ドローンによる建物調査
建物の外壁や屋上などを撮影し、劣化や損傷が疑われる箇所を確認します。
② 建物の状態を把握
可視光・赤外線カメラで得られた画像などをもとに、建物の状態を確認します。必要に応じて追加調査を検討します。
③ 必要な修繕をご提案
調査結果や建物の状態を踏まえ、適切な修繕方法をご提案します。
調査から修繕まで一貫して相談できることが、ビルコップの強みです。
■まとめ|建物の状態を知ることが適切な維持管理の第一歩

ドローン調査では、可視光カメラによる目視可能な劣化の確認と、赤外線カメラによる表面温度分布の確認ができます。
それぞれの特徴を活かすことで、建物の状態を把握するための情報を得ることができます。
ただし、すべての劣化や不具合をドローンだけで判断できるわけではありません。建物の状態や調査目的に応じた方法を選ぶことが大切です。
建物を長く、安全に使い続けるためには、定期的な点検と適切な維持管理が欠かせません。
■仙台で建物調査・改修・修繕をご検討中の方へ
ビルコップでは、仙台を拠点にマンション・ビルの建物調査・診断から改修・修繕工事まで対応しています。
「外壁の劣化が気になる」
「屋上の防水状態を確認したい」
「建物の調査から修繕まで相談したい」
このようなお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。